2015年4月23日

英語の就職面接で気をつけたいこと



私はこれまで、何度か英語での面接のアドバイスを求められたり、実際に面接官を努めたことがあります。その時に気づいた点をリストアップします。


1. I would like to brush up my English skills. は就職面接では厳禁。


就職面接で「ここで英語力を伸ばしたいです。」という意味のことをいう人を意外に多いことに驚きます。「英語を間違えたら厳しく教えて下さい」と言った人もいました。仕事場で英語を勉強したいと言っても褒められることはありません。いつまでも学生気分が抜けていない印象を与えます。

そういうことを言っていいのは、高校や大学入試の面接の時です。

英語に自信がなくても、前向きでやる気のあるところを見せましょう。

  I would like to put my English skills to use.
  英語のスキルを活かしたいです。

2. 趣味などを聞かれたら、具体的に答える。


面接の時に趣味や余暇の過ご仕方を聞かれることがあります。面接官はあなたが豊かな人生を過ごしているか、柔軟な考え方ができるのか、ストレスの解消がうまいか、などが知りたくてこういう質問をします。結構重要な質問なので、しっかりとした答えを用意しておきましょう。

こんなやりとりは悪い印象を与えます:

  Q: What do you do in your free time?
     暇な時な何をしていますか?
  A: I listen to music.
    音楽を聴きます。
  Q: What kind of music?
    どんな音楽?
  A: Many kinds of music.
    いろいろです。

こんな曖昧な答えをしたら、「やる気が無い」、「無趣味なつまらない人間」「コミュニケーションが下手」と思われます。「緊張していて答えられなかった」という言い訳は通用しません。「いろいろ」と答えた瞬間、評価が著しく下がります。

私はこういう質問には3つの具体例を上げるといいと思っています。

  I listen to pop, rhythm and blues and Celtic music.
  私はポップ、R&B,それから、ケルト音楽が好きです。

  On weekends, I might volunteer at the library, go hiking with friends, or binge-watch NCIS.
  週末には、図書館でボランティアしたり、友人とハイキングへ行ったり、NCISをイッキ見することも有ります。

  I often spend my weekend doing my laundry, playing with my dogs, or watching horror movies.
  週末はお洗濯をしたり、犬達と遊んだり、ホラー映画を観たりしています。

3つの例には

  a.真面目さや勤勉さ、
  b.本当に楽しいこと、
  c.「オチ」または、意外な答え

の要素が揃っていると、好印象を与えます。英語圏ではちょっとだけウケ狙いすると、柔軟でメリハリのある「使える」人間だという印象を与えます。決して「不真面目」とは思われません。


3. 笑顔とアイコンタクト(緊張対策)。


面接の間は質問している人の目をしっかりと見ることを心がけましょう。できるだけ笑顔でいると、気持ちが落ち着き、冷静に話ができてます。頭に血が登らないように、面接が始まるまでゆっくりと腹式呼吸を練習していれば、落ち着きます。(腹式呼吸のやり方は自分で検索して見つけてください。)

笑顔は普段から練習をしておきましょう。スーパーやコンビニのレジ係、レストランの店員さん、宅配便の配達員、ビルの清掃員などに、笑顔でお礼や、会釈をしていると、面接でも自然に笑顔になれます。それが難しければ、家族や友達に笑顔を見てもらって、アドバイスしてもらいましょう。

面接でどんなに自信がなくても、笑顔を見せることで、今の実力よりも「これから伸びる可能性」をアピールしましょう。

Image by Tim Gouw

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