2017年4月2日日曜日

形容詞の so-called(いわゆる)の意味は変わってきた? ~ so-called friend

Photo by Tim Gauw
Why does he keep saying "so-called"?

よく知られている使い方


So-called という形容詞は「いわゆる」や「世間でいうところの」という意味の表現でした。

      I am not a member of the so-called high society.
      私はいわゆる上流階級の一員ではありません。

      It isn't yet clear how destructive this so-called 'super virus' is.(source)
      この、いわゆる「スーパーウイルス」にどれだけの威力があるのかはありらかではありません。

皮肉を込め意味


Merriam-Webster Dictionary を調べると
falsely or improperly so named
誤って、または、不適切にそう呼ばれている
という定義が出てきます。

最近ではこちらのほうが多く耳にするような気がします。記憶に新しいのはトランプ氏が、入国禁止命令を無期限差し止めにした米国連邦地裁の裁判長のことを
so-called judge
いわゆる裁判長
と呼んだことです。米国での法律の最高賢威である裁判官に対してとても無礼な言い方です。


気がつけば、ネイティブスピーカは皮肉をこめた so-called を使うことがとても増えています。たとえば、

      his so-called friends
      友達甲斐のない人たち

      my so-called career
      私のいわゆる職業

      her so-called creations
      彼女のいわゆる作品

という具合に。So-called は話している人が対象の人や物に対して
「認めていない」
「好きではない」
「納得がいかない」
など、ネガティブな気持ちが伝わってきます。

なので so-called という表現は使いすぎないほうがいいかもしれません。

対策としては、

「いわゆる」は違う表現で


以前、私はインターネットでウェブデザインの講座を受けたことがあります。講師の方は優しい北欧の男性。英語は第二言語のようでしたが、とても心地の良いアクセントが魅力でした。ただ、ちょっと気になったのが、「いわゆる」や、「~と呼ばれている」を全て so-called で表現することでした。時折イラッとすることがありました。(上の画像はその時の私の気持ちX5倍です。)

So-called ということばにはネガティブなニュアンスが強くなってきたように感じています。

ポジティブな意味で使うと誤解されたり、苛立ちを感じさせる可能性があるので、別の表現をしたほうがいいかもしれません。

次のような表現があります。

Commonly known as ~ 一般的に ~ として知られている」

      The Affordable Care Act, commonly known as Obamacare, was signed seven years ago today.
オバマケアとして知られている米国の医療保険制度改革は7年前の今日調印され成立した。

commonly called ~   一般的に ~と呼ばれている

      The computer's pointing device is commonly called a mouse.
      コンピューターのポインティングデバイスは一般的にマウスと呼ばれています。(されていマウス?)

A call(s) B C  A は B のことをCと呼ぶ

      His name is Arthur Wintrop III but his friends call him Artie.
      彼の名前は、「アーサー・ウィンとロップ三世」ですが、友人たちには「アーティー」と呼ばれています。

余談ですが、III は英語で the third と読みます。

英語のニュースで so-called がどう使われているかチェックしてみましょう:

      Google ニュース検索: so-called


「自称クリエーター」はクリエーターではないように


テレビやラジオのニュースで、犯人の身分を「自称~」というときは、本人だけがそうだと思っているという印象を受けますね。「自称クリエーター」は「自分ではそう名乗っていても、周りは認めていない」か、「そういった仕事はしていない」場合が多いです。

So-called は「人はそう言うが、私は認めていない」「そう呼ばれているが、実際は違う」という意味合いが強くなっています。呼ばれ方と現実にギャップがあることに使われる様になってきています。

あまり頻繁に使わない方がいいのかもしれません。


Photo by Tim Gauw

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